石田純一の妻の報道ですごい迷惑をかけられたものの

石田純一の妻の報道で、出生前検査について興味深々の姑が、
38歳で高齢出産に向けて不安で一杯のわたしに、
ダウン症かどうか、生まれる前にわかるの? 血液検査でわかるの?」
と言って来たので、

超音波で首の周りのむくみや赤ちゃんの顔立ちを診る→胎児ドッグ(もっと詳しいところまで診られる超音波で精密検査)→クワトロ検査(血液検査だが、妊婦の年齢で確立が高まるだけの、どこまであてになるか不明の検査)→羊水検査(腹部から子宮内部に届くまで細い注射針をさし、羊水を取り出して培養して検査する。流産の危険性がわずかながらにあり。ダウンかどうかは100%わかる)

という検査の一連の流れを説明しましたが、70代後半の姑に理解できていなかったのか、

石田純一の妻みたいに、ダウン症の子供を産まないでよねーあはははは」
と言って来ました。わたしはその発言にびっくりし、同時に眉間にしわを寄せていたと思います。(出生前検査は、異常が発覚したさいに胎児を降ろすことを前提で行うことなので、笑いながら話すことではないのだ)。

わたしは姑に、「誰にだって障害児を産んでしまう可能性はあるんですよ」
と言いました。「そーんなこと言わないでくれるぅ? あはははは」と更に笑いながら姑が言ったので、さすがにブチギレて、

「日本の法律で堕胎が許されるのは21週まで。そして、堕胎の原因として胎児に障害があるからというのは許されないんです。産まれた後にサポートを受けやすくするために行う検査なんですよ」

と強めに言ってやりました。さすがに、妊娠してから、自分の娘にはこんなことを言わないだろうという台詞をずけずけ言ってきた姑もびっくりしていました。その後、夫からも怒ってもらいました。
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気になって、石田純一の妻、東尾さんの不妊報道→出生前検査の報道を調べてみました。

不妊治療を受ける前から婦人科に通い、はじめから体外受精を4回も行い、一回に60万も使ったそうだ。

・・・それはわたしの想像を絶するほどの苦労だったと思う。
卵管もちゃんとあるし、子宮の病気に罹ったことのないわたしには、大変だったねという言葉すら無神経に思えるくらいのことだったろうし、彼女のようにおそらくは卵管がはじめからないことを、芸能雑誌で告発するというのは、相当に勇気が要ることだと思うからだ。

しかし、こういう人が自らの不妊治療について告発することによって、不妊で苦しんでいるが、誰にも話すことができない多くの女性たちに勇気を与えたであろうことは、間違いないはずだ。(それにしてもわたしが彼女の立場だったら絶対に誰にも言わないけど。だって、女性として欠陥があるんじゃないの? っていう目で見られるでしょう? 誰しもがやさしいとは限らないんだから)

あ、だからだ。と、溜飲が落ちた。
これだけ苦労して授かった赤ちゃんだから、ダウン症の可能性はクワトロで86/1になったけれど、陽性がでたら中絶という選択肢しかない羊水検査は、受けることが出来ないのだ。

東尾さんの女性として、母としての気持ちがとてもよく分かりました。
東尾さん、迷惑をかけられたのは事実だけど、怒って申し訳なかったです。