支援学校の高等部を卒業して、就職できる人の割合

※知的領域の話です。

支援学校(知的)には、実は2種類あって、

特別支援学校(知的)

高等特別支援学校(知的)

があるそうです。

支援学校自体、数が少ないですから、高等特別支援学校というのは、もしかしたら、読者の方のおうちからは遠いかもしれません。

特別支援学校(知的)で、企業の障害者枠・A型作業所・B型作業所で働けるのは3割だそうです。残りはグループホームか、障碍者施設への入所となります。

 

が、高等特別支援学校(知的)は、卒業した人のほとんどが、月収10万円程度ではありますが、就職しています。ただ、何が違うかと言うと、高等学校の入試です。小学校4年生程度の学力がないと、受かりません。面接もあります。そして、一番違うのが、自力通学しか認めていないということです。就職したら、毎日会社が家まで迎えに来てくれるとかないですから、自力で会社まで通わなくてはなりません。

 

特別支援学校なんて、一種類しかないでしょって思われている方多いかと思いますが、実は違います。そして、高等特別支援学校(知的)は、数が少ないから、通うのが困難かもしれません。

 

公務員として働いている人とか、企業で働いている人とか、そういった人たちからすれば、月収10万円前後っていうのは異様なほど安いのですが、ただ、支援学校自体、療育手帳を持っている人がほとんどなので、持っている人は障害者年金がもらえます。決して贅沢はできませんが、つましくやっていけばじゅうぶんに生きていく事ができる、収入を得ることができます。

 

ただ、注意が必要です。高等特別支援学校も、一般的な高校と同じように、入学したら自動で卒業できるわけではありません。なので、卒業できるだけの力があるのかどうかっていうのも、よくよく考えて選択したほうがいいと思います。