愛着障害

何らかの要因で、乳幼児期に必要な養育者との間の愛着形成がうまくできなかったために起こるものであり、愛着障害という診断名はない。小学校を巡回していて見る限り、虐待(暴力・ネグレクト)によって起こることが多い。

 

初対面の人に暴言を吐き、暴力や、教室を飛び出て行ってしまうなど、派手な行動障害を呈する。極端に馴れ馴れしかったり、逆に全然ひとに寄り付かなかったりする。

 

実際、普通クラスにいる子供たちで、特に気になるのは、実は自閉症スペクトラム障害の子どもたちよりも、この愛着障害による行動障害の子どものほうだった。

 

愛着障害は診断名じゃないし、特別支援の対象でもないでしょうという教員はいますが、情緒障害の一種として扱われ、通級や、特別支援学級への入級をすることができる。