早期診断を強制かしたらどうか? という意見もあるようですが

児童の精神発達の専門医にかかれば、1歳半で発達障碍がわかるという記事を読みましたが、もし、本当にそれでわかるのであれば、1歳半検診で医者の診察の際に、告知することを義務付けてみたらどうかという意見を、知り合いのおばさんからいただきました。

癌だって、最近は、余命まで本人にも家族にも告知するんだから、乳幼児の発達障碍なら、まだまだ療育によって改善することもあるんだからさ、ということだそうです。

確かに、早期に診断がつき、早期に療育を開始した方が、社会との適応はよいです。これは確実に言えることです。

しかし、自分の子どもが発達障碍だと知って、すぐに受け入れることができる母親や父親ばかりではないのも事実です。

発達の遅れが原因で、ろくに食事を与えられず、病気になっても通院させてもらえず、ネグレクト(虐待)により死亡する子供が、うちの地域にもいました。
うちの地域は、重度の子も軽度の子も週に5日療育を受けるという、子どもの療育に力を入れているところだとは思うんですけどね、療育にも連れていっていなかったのかもしれません。

子どもの障碍を苦に、子どもと無理心中を図る母親だっていることでしょう。

でも、子どもが癌で、余命半年と言われていたからと言って、子どもを虐待したりするひとっていないんじゃないかと思います。

※しかし、逆に、知的障害のない、軽度の発達障碍(高機能自閉症や、アスペルガーADHDなど)では、診断を受けないことによって、親が育児にフラストレーションをためた結果、虐待が起こることが多いそうです。うちはアスペルガーなので、早く知っていなかったら、もっともっとイライラしていたのかもしれません。療育の先生に相談したり愚痴ったりできることから、診断されなかったときのことを想定したら、今の方が気持ちが楽なのかもしれません)