心のきれいなこに育ってほしいという願い

まめこは、知的障害や自閉症スペクトラムダウン症の子どもが通う療育センターに通っています。
1歳半の時に保健センターで、多動を指摘されたため、療育を受けているのですが、うちの娘は、専門の先生の診断の結果、障碍ではないと言われています。

毎日、療育センターの単独クラスに通っていますが、他害傾向のある男子が多く、足やら首やら手やらに引っかき傷を負って帰ってきます。
「これ、どうしたの?」
と怪我を発見するたびに聞くと、
「○○君にやられたの」
と答えます。

親の本音としては、なんでうちの娘が、他害傾向のある子どもたちの中に混ざって療育を受けなくてはならないのかという怒りもあります。診断の結果、黒じゃなかったんだから(グレーだけどね)、とっとと卒園したいし、園長だって出てもいいと言っています。

しかし、その本音はぐっと我慢して・・・。

「まめちゃん、○○君はね、ひととかかわることがむずかしいの。わかるでしょ?」
「うん」
「まめちゃんは、○○君と、仲良くしてあげられるよね?」
「うん」

とっても素直な3さい児でした。

園にいるときは、他害傾向の子が、動き回って着席できないと、
「○○○○君! ここに座るんだよ!」
と自分の隣の空いている席を指差すまめこ。

成長したもんだな、と嬉しく思ったりもするのです。