境界知能

児童精神科を受診しても、知的障害と診断されず、でも、学校の授業についていくのはやや困難である。それが、境界知能です。IQにして70から85くらいまでかな?

小学校1年生くらいまでなら、なんとかいけるものみたいですが、小学校2年生くらいから困り感が出てきます。

 

著者のわたしも、小学校2年生で授業についていくことが難しい子っていうのに遭遇して、その多さにかなりびっくりしました。担任の先生は、そういう子供をピックアップしたら、専門職の先生たちと連携してフォローするかどうか話し合います。もちろん、心理の先生にも授業の様子などをみてもらいます。

 

で、フォローの方法としては、週に1回から数回の通級指導教室に通い、つまづきを感じている教科について、ちょっとづつフォローしていくことができます。通級指導教室は、自立活動を授業として行うことになっていますが、子どもに応じて、SST(ソーシャルスキルレーニング)やビジョントレーニング、カウンセリング、あと、つまづいている教科のフォローも可能です。(※支援学級になると、自立活動の時間を教科の学習のフォローにまわすことは難しくなるそうです)

 

小学校3年生までは、保育士などの支援員さんや補助の先生もいますので、その方たちにフォローしてもらうこともできますが、通級指導教室に通うという手もあります。

 

担任から通級を勧められた場合、「うちの子が障害児扱いされた!」とご立腹になるのだけはどうかおやめいただきたいです。通級指導教室は、いつか、困り感が薄くなってきたときに、終了するものなのです。通うメリットはあっても、デメリットはそんなにあるのかなあ。

 

なお、某大学のホームページでで調べたところ、知的障害があるお子さんの場合、通級に通うのは難しいのでご了承願います。