特別支援学校の高等部(知的)に行くメリット

中学3年生で支援学級に所属しているお子さんの進路を考えるのって、

ほんとうに大変ですよね。

 

特別支援学校(知的)

サポート校

専門学校

通信制高校

 

いろんな選択肢があります。最近は、支援学校よりも、サポート校や通信制高校や専門学校のほうが人気なようです。しかし、残念ながら、中学校の支援学級で教えている先生は、入学した後のことまでは詳しく知らないことが多いのです。

 

知的な遅れのあるお子さんですと、中学校3年生で小学校4年生の内容を学習しているケースも珍しくはないですが、そういうお子さんが、果たして卒業できるまでその学校で面倒をみてもらえるかどうか、そこまで考えずに進路選択をするケースが多発しているようです。

 

わたしのママ友のお子さんで、自閉症スペクトラム障害を持っていて療育手帳も持っている子がいますが、中学校を卒業した後、専門学校に進学した直後に退学しています。理由は、勉強についていけなかったと言っています。

 

中退した場合、事前準備なく社会に放り出されることになります。その子は、食べ放題のレストランで簡単な補助作業をするアルバイトをしています。食べ放題なので注文を取る必要もないし、仕事も単純です。

 

わたしは、もし、その子が支援学校に進学したら、もしかしたら、卒業後企業に就職できたかもしれないのにもったいなかったと思っています。

 

支援学校高等部は、いろんな科に分かれていて、農業班、喫茶班、裁縫班、清掃班・・・など、就労に直結する勉強をしています。そして、いろんな企業にパイプを持っています。うちの子は軽いから支援学校にはいかなくても・・・と考える親御さんは多いと思いますが、同じ支援学校でも、上位で卒業した場合、先の進路は全然違ったものになるはずです。

 

更にあまり知られていないのが、支援学校の高等部を卒業したら、大学や専門学校を受験する資格が得られます。

 

わたしは、ママ友に恨まれたくないから、進路についてはあまり何も言わないようにしていましたが、なんで支援学校へ行きなよって言わなかったのか、悔やまれて仕方ありません。