子どもの発達障害−診断はお母さんのため

療育園の言語の先生とお話しました。
子どもの発達障害の診断というものは、お母さんのためにするものなのだそうです。
なるほど! と思いました。
だから、専門の先生は、「お母さんが困っているかどうか」をあれだけ重要視したわけですね。

うちのまめこについて、言語の先生に、「以前、アスペルガー疑いって聞いたんですが、あれはなんだったんでしょう」と聞かれました。
「かかりつけ医にかかるとき、いつも意味もなく診察室に入って走り回ったりして周りを困らせていて、それを見てどうしたらいいんでしょうと先生に相談したときに、まめこさんは知能は正常だし、言葉の遅れも正誤の範囲だし、アスペルガー障害かもしれませんねと言われたんです」
と答えました。

でも、実際、3歳8ヶ月で専門医に診せに行ったころには、あの当時(1歳代後半から2歳代前半)の底なしの落ち着きのなさは改善されていて、「診断の必要はないね」と言われたのでした。

子どもの発達というのは、よくわかりません。
1歳代2歳代で、あれほどまで親を困らせていたのに、今ではかなり落ち着いているのです。

先生によっては、診断するに当たって、診断基準にあたるどの項目も、限りなく重度に近くないと診断しない人や、ひとつでも重度にあたる項目があって、お母さんが困っていれば診断する人や、どの項目も軽度であっても、お母さんが希望したら診断する人がいるということなのかもしれません。

診断するしないは、先生によっても違うみたいです。

あと、グレーゾーンについても調べました。
グレーゾーンは文脈によって違った使い方がされることが多いようで、
知的な遅れはないが、行動や学習に支障がある子どもたちのことをさすケースが、小学校などの生活に関する文脈では多く、医学的な文脈では、診断がつくかつかないか微妙なラインにいる子どもたちをグレーゾーンとさすケースが多いみたいです。