短期記憶障害-アスペルガーのグレーですが、困ることがあります

母のほうは、アスペルガーのグレーです。

自分では自閉症の傾向があると思ってきましたが、病院に行って診断されたことはありませんでした。気になって気になって仕方ないので、大人の発達障害専門の病院に行って検査を受けました。そうしたら、あと4点多かったらぎりぎりASDの診断を受けることができる、限りなく黒に近いグレーだったということがわかりました。

 

どういうときに、困るかって?? たとえば! 記憶力です。

 

学校に通っている最中、テストの成績が、一番になってきます。

テストの成績って、長期記憶で決まりますから、記憶力がどうのという問題は、気にならなかったのです。

 

しかし、働き出してから、記憶力にまつわる困ったことが起こります。

短期記憶障害があるので、ついさっきのお客様の顔を覚えることができません。

グレーですがアスペルガーなので、人の顔を判別することが難しいのですが、さらに

短期記憶も悪いので、ついさっきのお客様が、というときに、誰だったのかわかりません。その人がまだ店内にいてもです。自分はあほかと思うことが多かったです。

 

つづいて、何かトラブルがあったときに、フリーズして動けなくなってしまいます。

スーパーのレジ打ちをしているとき、お金が詰まって機械が動かなくなることがあるのですが、そういうときに、固まって何もできなくなってしまいます。周りの人はわたしの性質を理解してくれていたので、対応できるリーダーとかが対応を代わってくれていたのですが、代わってくれる人によっては、その人がお客様を怒らせてしまい、わたしのIDでレジが動いているものですから、あとからわたしが呼び出されてこっぴどく怒られることもありました。違います! わたしじゃないです! と状況を説明していても、IDがわたしですから、状況を理解できているレジのスタッフじゃないとわかってもらえませんでした。

 

あと、雑談が苦手で、女子のグループになかなか入れないことが多かったです。

サークル活動も、冗談で行う悪乗りが理解できなくて、ぜんぜん仲間になれなくて全然楽しくないどころかかえってストレスに感じました。

 

診断域じゃないから、大丈夫でしょうっていうのは間違いなのです。

 

 

うちの子と、同じくらいだから、〇〇だという考えは間違っています

療育ママで多いのは、だれだれ君は、うちの子とだいたい(発達が)同じくらいだから、うちの子もどこどこに行かせようという人です。

 

療育ママから見て、だいたい同じくらいって、何が同じくらいなんでしょうか?

IQですか? 行動ですか?

 

IQがC判定で、支援学校に通っている子もいれば、

IQB判定で支援学級に通っている子もいます。

もちろん、IQB判定で、支援学校に行く子もいます。

 

全体の指示が通るか。(個別に指示を出さないといけないのか)

とか、

行動障害があるか。

とか、

手先は器用か不器用か。

話せるか話せないか。

その他もろもろ、

いろんなことが、どこの学校に通うかの判断材料になっています。

 

だから、逆に、うちの子は支援学校なのに、同じくらいの(はずの)誰それちゃんが、支援学級に行っているとか、そういうのも間違っていますからね。

ADD 

10歳になったまめこです。最近、ADDではないかと思うことが、家庭内で増えてきました。

 

  • DSM-5による臨床基準

ADHDの診断は臨床的に,また内科,発達,教育,および心理的観点からみた包括的評価に基づいて行う(American Academy of Pediatrics' clinical practice guideline for the diagnosis, evaluation, and treatment of attention-deficit/hyperactivity disorder in children and adolescentsも参照)。

DSM-5におけるADHDの診断基準

DSM-5の診断基準は,9つの不注意症候および9つの多動性・衝動性症候を含む。この基準による診断には,6つ以上の症候が少なくとも1つのグループからのものである必要がある。また,症状は以下の条件を満たす必要がある:

  • しばしば6カ月以上認められる

  • 患児の発達水準から予測されるよりも著しい

  • 少なくとも2つ以上の状況(例,家庭および学校)でみられる

  • 12歳前に(少なくともいくつかの症状が)みられる

  • 家庭,学校,または職場での機能を妨げている

不注意症状:

  • 細部に注意を払わない,または学業課題やその他の活動を行う際にケアレスミスをする

  • 学校での課題または遊びの最中に注意を維持することが困難である

  • 直接話しかけられても聴いていないように見える

  • 指示に従わず,課題を最後までやり遂げない

  • 課題や活動を順序立てることが困難である

  • 持続的な精神的努力の維持を要する課題に取り組むことを避ける,嫌う,または嫌々行う

  • しばしば学校の課題または活動に必要な物を失くす

  • 容易に注意をそらされる

  • 日常生活でもの忘れが多い

多動性・衝動性症状:

  • 手足をそわそわと動かしたり,身をよじったりすることが多い

  • 教室内またはその他の場所で席を離れることが多い

  • 不適切な状況で走り回ったり高い所に登ったりすることがよくある

  • 静かに遊ぶことが困難である

  • じっとしていることができず,エンジンで動かされているような行動を示すことが多い

  • 過度のおしゃべりが多い

  • 質問が終わる前に衝動的に答えを口走ることが多い

  • 順番を待てないことが多い

  • 他者の行為を遮ったり,邪魔をしたりすることが多い

不注意優勢型と診断するには,6つ以上の不注意の症候が必要である。多動性・衝動性優勢型と診断するには,6つ以上の多動性・衝動性症候が必要である。混合型と診断するには,不注意と多動性・衝動性のそれぞれで6つ以上の症候が必要である。

 

ADHDは、4歳から12歳ごろに気づくことが多いそうです。

うちのまめこは、ケアレスミスが多く、物をなくす、課題をやっている最中にゲームがやりたくなってそっちに行ってしまう。など、ADDの傾向が強いです。母が父と話しているときに割って入ってきたりしますが、ADHDの傾向はそれほど強くないです。

 

家庭では気になりますが、学校では「それほど気にならない」と言われています。

ADDのグレーゾーンでしょうか。

なんで、そこまで子供の発達を心配するのか疑問視されることと思いますが、気になって仕方ないのです。

自分の発達障害、子どもの発達障害、その診断

自分の命と引き換えにするくらいの覚悟で産んだ子供が、発達障害だった場合、親としてはとても受け入れることができません。保健センターに指摘されても、保育士に指摘されても、小学校で先生に指摘されても、激しい戸惑いや驚き、嘘だったらいいのにと否定しまう気持ち、どうしても出てきしまいます。発達障害の親御さんにとって、お子さんが発達障害であるというのは受け入れがたいことであって、お子さんが小学校高学年になっても、中学生になっても、高校生になっても、高校を卒業しても、なかなか受容できませんし、それがむしろあたりまえなのです。

 

しかし、自分の発達障害ともなると話は別です。幼いころから、周囲と自分との間に違和感を感じ、それが普通なのかどうかもわからないまま過ごし、学年が上がるにつれて勉強についていくのが難しくなったり、知的な遅れがない場合は、学生時代はとにかくほかの学生との人間関係に苦労し、社会に出てからは、仕事で苦労し、鬱や引きこもり、不登校、会社に働き出してからは、仕事に行っても行ってもうまくいかずに職を転々とすることもあります。

 

大人が自分の発達障害の診断を受けに行くのは、受け入れるとか、受け入れないとかそういう問題とは違うところにあるといえます。自分が持ち続けてきた違和感とか、何をやってもうまくいかないという自己否定感じに『発達障害』という名前が付くだけなのです。自分の発達障害の場合、診断されると嘘だ! と思うより「そうだったんだ」「やっぱりな」と思います。

 

別に、診断を受けたからと言って、治るわけでもないですけれど、診断があれば、工夫も生まれるわけです。自分の得意なこと、苦手なことをきちんと検査して理解して、納得したうえで仕事を選ぶだの、職場でこうしたらいいああしたらいいだのいう工夫をしたらいいのです。

10歳になった、まめこちゃんは、お母さんが大好き

久しぶりの更新です。

生理的な範囲での発達の遅れで、療育に通っていたまめこですが、年中でほかの子に発達が追いつき、いまでは、もう小学校4年生になりました。普通クラスです。

 

しかし、ブログを更新しているということは悩みがあるからです。

 

お母さん大好き! が収まりません。

いいことなんですよ、ほんと。のろけでしかないですよね。

でも・・・。

母は疲れるのです。

何をやっているときもまとわりついてきたり、

疲れて寝ているのを、いたずらされた強引に起こされたり、

夜、先に眠ってしまうと、上からジャンプで飛び乗られたりしていると、

本気で叫びたくなるんです。

 

ウザイんじゃあー--------!!!

 

ハアハア。

 

学校でどんな風に過ごしているか先生に聞くと、

非常におりこうさんだそうです。

たまにぼーっとして話を聞いていないことがあるみたいですが、

そこまで気になるほどでもない、と。

 

で、家で、自分を出しまくっているのは、

学校で頑張っているからその反動なんでしょうねって。

 

学校でいろいろやってくれー!!

そして、家でおりこうにしてくれ!

 

って思いますよ。マジで。

 

夜寝るときに邪魔されるのが一番こたえるので

土日はパパと寝てもらいたいのですが、

パパもまめこと一緒だと眠れないそうです。

幼児期の療育は、絶対行った方がいいという話

支援学校で働いています。

そこで感じたことをお話しします。

 

幼児期に療育を受けていた子供たちの多くは、

社会に対する適応もよく、

同じ自閉症スペクトラム障害であっても、

受けていない子どもよりも

周りの人にかわいがられて、

幸せなまいにちを送っています。

 

保健センターなどで、療育をすすめられている人にお話ししますが、

療育センターは行った方がいいですよ。

そのときは辛いけれど、

のちのちに、絶対行ってよかったと思うはずです。

療育に通う子供が必ずしも障害児というわけでもないということ

最近読んだニュースで、療育センターについて書かれていたものがありました。

療育センター(療育園)とは、診断がなくても通うことが出来る、発達に心配なところがある子供とその親が通うことが出来る施設です。

 

なので、1歳半検診で、心配なところがあって通い始めて、3歳過ぎに病院に行って定型だったという子供もかなりいるわけです。うちのまめこだけではありません。(うちのまめこは、まさにその典型例です)。

 

最近では、早期療育の重要性が声高に言われるようになっていて、なので、専門医による診断がなくても通うことが出来ます(小児科医などの意見書はいりますが、「言葉が遅れているがだんだん追いついてきている」くらいでも純分には入れてしまっています)

 

さて、うちのまめこ。年中から市の保育園に入るとき、「定型発達だよね」と言われ、市の心理の先生の巡回にもひっかからず、就学時検診にもひっかかっていませんが、

小学3年生で学級委員になりました。友だちもたくさんいて、楽しく学校に通っていますし、勉強面でもつまづきはなく、我が家では経済的に難しいところがあるので無理ですが、私立中学を受験したいと言い始め、それは無理と説得しているところです。