発達障碍児への福祉的サービスー地域格差ー

3歳児クラス以降の発達障碍児をお持ちのお母さんとお話していると、行政に対する不信感が増してくる。

わたしの住んでいる地区は、田舎なので、障碍児も一緒に普通の保育園や幼稚園に通う、いわゆる統合保育は行っていません。

毎年秋になると、来年の4月入園の募集がはじまるのですが、療育園に通うママたちは毎年、それに応募します。実際の面接で役所の子供課と話し合いをもって、そのあと、保育園や幼稚園への入園決定通知を待ちます。もし入れなかったら翌年も療育園へ通うことになります。

通っている療育園は、障碍児通所サービスと看板にも書いてあるので、いくら当の子供が喜んで通ったとしても、親としてはなんとも言えない気分になるものなのです。(障碍児が通うところだとされているため、実際に通う必要のある子供を持つ親も、かたくなに療育を拒否することもあります)

うちの地区は、統合保育や、平行通園(週に2回療育、残りの3回は保育園へ行くなどすること)は予算の関係でできないそうです。人口5万人だし、税収もすくないのかもしれません。障碍児に加配をつけて保育園へ行かせるような余裕がないのだそうです。(加配の人員を雇い入れることができない)

年少さん以降のお子さんをうちの療育園に通わせているお母さんたちの気持ちを考えると、ちょっと気持ちが重くなってしまいます。週に5回も療育を受けることができるのはよいのですが、うちの娘みたいに乳幼児ではないので、世間体というものもあるでしょうし。