叩いちゃった−反省−

過ぎてしまった話です
まめこは卒園できないのですが、卒園遠足というのがあります。今年はいちご狩りに行きました。

その日は、いつもより10分早く支度を終えて、バスに乗る予定でした。まめこは、登園すると、まっさきに園庭に走っていき、ブランコを10回こいでから支度をしに行きます。

いつもより10分はやくというプレッシャーがあったんでしょう。登園すると既に同じクラスのお友達が支度を終えて出てきます。

まめこはブランコをわたしに阻止されたのがはじめから気に入らなかった様子で、靴を上履きに履きかえるのも、逃げ回ったり怒ったりしながらしぶしぶでした。

なかなか教室に行こうとしないので、抱っこして連れて行きました。そして教室の前で、タオルをかけて、コップと歯ブラシの入った袋をかけてという支度をするときに、怒ってタオルやコップを床に投げつけました。何度手渡しても怒って同じように投げつけるので、
「ちょっと! いい加減にしなさいよ!」
と怒鳴ってしまいました。

コップとタオルは諦めて、教室に入り、お帳面に出席シールをはることにしましたが、まめこは完全に怒ってしまって、帳面も投げ捨てました。
「もう、外に、バスが来てるんだよ! 」
と言って、ほっぺをたたいてしまいました。

まめこが、教室で泣きます。あちゃーと思いました。
3歳だから、反抗期だし、こういうことをするのがあたりまえで、まめこはまめこなりに母親との駆け引きを楽しんでいるのです。それはわかっているのですが、時間がない! という焦りでそのときのわたしは感情のふり幅が大きかったんでしょう。

かけつけてきたよそのクラスの先生の指示を聞いて、まめこは朝の支度を終えました。先生に、涙を拭いてもらっているわが子の様子を見て、自分はなんてダメな母親なんだろうと思いました。

うちの子は、アスペルガー障碍です。大きな音がするだけで怒られていると感じたりする子どもだっているそうです。誰かに言われたことをいつまでもいつまでも忘れない子どももいるそうです。それなのに、なんてことをしてしまったのでしょう。家ではこんなこと絶対にしないのに・・・。

その日は一日元気が出ませんでした。