グレーゾーンと2次障碍について

https://h-navi.jp/column/article/35026231
いいサイトを見つけたので、貼っておきます。

うちの娘がちょうどこんな感じです。

勝ち負けにこだわる。
自分の気持ちを表現するのが苦手。
そういう発達障碍を思わせるような特性はもちつつも、
発達障碍の診断基準をみたさないほどその特性が薄かったり、当てはまる項目が少なかったりするため、専門の病院では発達障碍の診断は必要ないと言われています。

しかし、わたしの知る限り、こういう診断基準にみたないタイプのひとたちが、将来的に二次障碍に陥って非常に苦労しているというケースがあとを立たないのです。

大学生になる息子さんが統合失調症と診断され服薬治療を受けておられる方とお話しする機会がありました。息子さんは、子ども時代、検診にひっかかることも療育を受けることもなく過ごしてきたそうですが、小学校にあがっても夜尿症がおさまらず、何度も小児科に通院しています。そこでは発達障碍の疑いすら指摘されずにすぎてきたそうですが、大学生となったいまとなっては、そういえばそうだったのかもと思い起こさせる場面は多かったそうです。

自閉症スペクトラムという診断を受けるまでもないほどの症状の軽い子が、大人になり、統合失調症としか思いようもない不適応に陥り、統合失調症の薬を処方されますが、数年経過しても、統合失調症独自の、認知機能の低下がみられないという話をたまに耳にします。(うちの親戚にもこういう男の人がいましたがいまは二次障碍から回復し、新しい会社に就職して自立した生活をしています)発達障碍もしくは発達障碍のグレーゾーンの2次障碍の場合、認知機能の低下は起こらず、回復後は通常通り社会生活を送ることが可能です。

また、DSM4時代のアスペルガー障碍に該当するひとたちのなかに、極度のストレスから解離性障碍(多重人格みたいなもの)に陥ったり、高いところから飛び降りるなどの自殺未遂をはかったりするひとがいるという話もときとして耳にします。

知能の遅れのない発達障碍のひとや、診断基準をみたさないグレーのひとたちが必ずしも2次障碍になるかどうかは定かではありませんが、お子さんがどういったところでつまずきやすいか日ごろからよく周りのひとたちがよく知っていれば、こういったことを未然に防ぐことが出来たり、もしくは2次障碍になっても回復するのは困難ではないかもしれません。