療育センターを卒業し、現在、小学校の特別支援クラスに通っているお子さんのママたちとお茶会をしました。
そこで、定型発達児と発達障碍児の教育の最大の違いについて、お母さんたちは、
「怒り方がまず、違うよね」
と言っていました。
定型発達児のクラスの(普通クラス)の先生は、すごい剣幕で子供たちを怒っていることが多いのだそうだが、特別支援クラスの先生たちは、あまり怒らないそうだ。
最近通い始めた児童センターは、放課後児童クラブ(定型の子が通うところ)も併設されているが、そこの先生があまりにもストレートに子供たちをしかっているのに驚いた。きっと、普通クラスではこんな感じに先生たちは子供たちを怒っているのだろう。
「ほら! ○○君たち! そこでボールをけらないでって言ってるでしょう? グランドのまんなかでやりなさい」
発達障碍の子供たちは、何か出来たときにほめられて、大人を困らせるようなことをしているときは、スルーされています。それが当たり前だと思っていちゃいけないんですね。
そういうことを感じさせる場面が、他にもありました。
わたしは、パート先で、育児について先輩ママに相談したことがありました。
最近、まめこがわざと親を困らせることばかりするので、しかりつけて泣かしてしまった。ビンタしてしまった。(帽子をかぶりなさいと言っているのに、帽子を床に投げつけたりしていました)
そういう話をしたら、「うちなんて、男の子だからかも知れないけれど、一日中しかりつけてばかりでほめたためしがないわよーー(笑)」という感じに他のママたちが言いました。
子どもが、定型発達か、発達障碍かで、そんなにも対応が違っていいのだろうかとも思うのですが。このあたりのところ、はっきりと診断が降りないグレーの子どもの場合は、同じように、出来たときにほめればいいとは思うのですが、将来的に普通クラスに入れると考えれば、しかられることにもなれたほうがいいのかもしれないとも思えるのです。