放課後は学童保育へ

療育園に通っていたためか、療育園の先生に、放課後デイサービスを紹介されたことがあります。こちらとしてはなんでそんなところを紹介されるのかとありがたく感じるどころか困惑していました。

 

例えば、お友達と良好に遊べて、保育園でもとりわけ問題なく過ごし、先生の指示にも従え、集団行動もきちんととれ、そして言葉や知能の遅れもないまめこが、いったいなんの狙いがあって放課後デイサービスに通うのかということです。

 

たしかに、まめこには聴覚などの感覚過敏があります。しかしそれは電車が目の前を通るときに耳をふさぎたくなったり、大雨が降っているときに家の窓をすべて閉めたり、台風の時に、トイレで非難したいと言って出てこなくなったりすることがあります。しかし、それらの感覚過敏を療育によって直す必要があるのかという話です。

 

ごくごくたまにしか、困ることがないのなら、子どもが困るそういったことから、回避させるように親や先生が対応すればいいと思います。療育に行って、大きな音に慣れるようにすることに一体なんの意味があるのかという話です。あまりにも感覚過敏が強すぎて日常生活を送るのすらしんどいのならまだわかりますよ? しかし、まめ子の場合は、日常生活にはとりたてて困ることはないのです。第一、音が苦手だからって慣れさせるために大きな音を聞かせたりして、二次障害になったらどうするのという話です。まさか療育でそんなことはしないと思いますけれども。

 

それに療育の「子どもをしからない。ほめて伸ばす」というのも、あまりにほめてばかりで絶対にしからないとなると、なんだか子供のためになるのかならないのか正直不安になってきています。

 

最近の子は、自分が間違ったことをしていても怒られないので、お習い事とかでちょっとでも先生に直されると、自分が全否定された気がして泣いてしまったり、よけいにうまくいかないように感じることもあります。

 

第一、働き始めたら、きちんとできているのが当然で、できていてもほめられずスルーされて、間違った時に怒られてばかりなんですよ。その時に、ちょっと怒られたくらいで仕事を辞めたりされては困りものです。

 

療育とか、ほめて伸ばすとか、そういうのも、それがあうお子さんとあわないお子さんがいるわけで、うちの子には別に必要ないと考えています。

 

それで、学童保育に申しこんで、入園決定通知書をいただいておりますから、学童保育に行くことに決めました。もし落ちたり、先生から療育をと提案されたらそっちに行ったかもしれませんが。

 

どこに入れるにしても、何を狙いとしてそこに行くのか、行くことによってどんな効果が期待されるのか、そういうことがはっきりしないのであれば、行く必要はないと思います。