療育を受ける子どもは、全員発達障害なのかについて2

療育を受けることのできる基準は、市によって違うようです。

これはたままた、実母が要介護状態になったために、子どもを連れて実家に帰ることを検討し始めてから知った事実です。

 

今、暮らしている市では、療育を受けることのできる基準のハードルが低くて、ちょっと育てにくいくらいの子でも、OKです。3歳までは発達障害にしか思えなかったが、3歳過ぎたころから定型にしか思えない発達の仕方をしていたとか、言葉だけが遅かったとか、ちょっと癇癪がひどすぎたとか、夜驚症で困っていたというケースでもいけると思います。

 

しかし、実家のある市では、はっきりと診断がおりる子じゃないと療育は受けられないようです。療育が受けられる施設を自分で選んで、電話してから面接に伺いましたが、当時3歳だったまめこはたったの30分の面接で、「この子は普通の保育園に行かせます」と判定されました。あれ? 電話で聞いたときは、いつでも預かれるって言ってませんでしたっけ?

 

これは、5歳までの療育のお話ですが、6歳以降の放課後デイサービスでも同じです。

わたしが住んでいる市では、診断が下りていなくても、医者の意見書さえあれば、療育を受けることが出来るのです。実家のあるところだと、それにプラスして面接に通らなくてはならないみたいですが。

 

過去の記事にも書きましたが、グレーゾーンのお子さんも、療育で伸びるケースが多いので、療育を受けることは決してすべてマイナスにはならないとは思いますが、同年代お友達と良好に遊べるのに、お友達関係を築くのがそもそも困難な感じの子どもばかりがいるところに行くことによって、子どもの心に傷を残すこともありますよね。

 

わたしの家の近くには、ひらがなを書いたり計算をしたりするのが困難なタイプのお子さんが通う、知育系の療育があったり、言葉が遅れているお子さんに特化した療育があったり、いろんな特色をもつ療育施設がいくつかあります。知的ボーダーのお子さんも、そのなかで、気に入った施設をはしごしたりすると伸びると思います。

 

ただ、困っていることが感覚過敏くらいなだけだったら、療育を受ける必要はないんじゃないかとわたしは思います。水に触ると痛く感じるお子さんがいたとして、療育で水に触る練習をすることによって、余計なストレスを与えるだけなんじゃないでしょうか?