必ずしも保健センターの判断が正しいとも限らないという話

わたしが住んでいる地区では、1歳半検診、3歳半検診で引っかかった子供に対して、保健センターでフォローが受けられます。

1歳半検診後に受けられるのは月に2回のちびっこ教室。

3歳からは月に2回の親子教室。

保育園に入る半年前に、親子教室に通っている3歳のお子さんを見極めて、指示が通りより軽度だと思われるお子さんがAクラス。指示が通りづらいとかまだ言葉の遅れがめだったり、落ち着きのなさが目立ったりする場合は、Bクラスに入ります。AクラスもBクラスも月に2回ですが、完全に別物で、両方とも違う曜日違う時間帯に行います。

 

Bクラスに入ったお子さんのうち、入園面接で療育園のほうがいいと判断された子は、療育園。経済的な事情で両親とも働かなくてはならず、療育園での母子通園が難しいお子さんは、保育園に入ります。Aクラスのおこさんはほとんど保育園にはいります。

 

うちの娘は、1歳半検診で遅れと落ち着きのなさが判明したため、希望して2歳半から療育園へ行きました。

 

わたしとしては、検診でひっかかっているのにも関わらず、同じように療育園に通うわけではなくそのまま保育園に入って行くお子さんがうらやましてうらやましくて仕方なかったわけです。

 

しかし、実際に保育園に入ってみると、保健センターのその親子教室だのAクラスBクラスだの療育園だのが相応であるという判断が、必ずしも正しいわけではないということをこれといっていいほど思い知らされるわけです。

 

なぜなら、保育参観とか、文化発表会とか運動会だのの行事に参加して、ほかの親御さんからも??と思われる言動を繰り返すお子さんが、より軽度で指示が通るはずのAクラス出身だったり、療育園に通っていたにも関わらず、なんの問題もなく、就学判定で普通クラスが相応だとされるお子さんがいたりするからです。

 

なぜなら、AクラスBクラスと振り分けられるのはまだ発達に早い遅いの差が大きい3歳のときだからであり、3歳が成長のゴールではないからです。

 

うちの子は、結局は何度専門の先生に診せても何の診断も下りなかったし、診断する必要もないと言われていますが、2歳半から療育園に通っています。結局はなんともなかったのなら、親のわたしとしてもそこには通わせたくなかったです。通うことによって他害君に叩かれたりつねられたりしましたし、娘にとって遊び相手になってくれるような、同じような発達をたどっているお友達は保育園にしかいなかったのです。娘は今でも、療育園に通っていた時のことがトラウマになっています。泣きながら、「なぜあそこに通うことになったの? 誰も相手になって遊んでくれる友達がいなかった」と言われて、申し訳ない気持ちでいっぱいになる複雑な心境の私です。

 

※ただ、娘は、感覚過敏や、こだわりがちょこっとだけありますが、日常生活にそれほど支障をきたすものでもないので診断の必要はないと専門医から言われていますがちょっと微妙です。