診断を受けるメリット

まめこは、広汎性発達障碍の疑い(アスペルガー圏)で、2歳半から療育園に週5で通っています。

保健センターで、半年ごとに発達検査をやっており、既に4回目が終わりました。なので、得意なことも不得意なこともわかっています。

IQは正常。発語の遅れはなし。言葉の理解の遅れが半年ほどあり。あと、相手に合わせたり、相手の気持ちを考えたりするのが苦手という特性を持っています。

正式な診断は、児童精神科医でないとできないと言われました。

専門の病院へは行く予定有りますか?
だのいつ行きますか? だのと、
療育園や保健センターに言われて、「??」って思う場面がありました。

あれ? 既にアスペルガーって散々言われていたんですが、あれはなんだったんですかね? なんだかよくわからない医者の世界の取り決めにより、わざわざ片道1時間近くもかけて専門の先生のところに行くのは気力もガソリン代もかかります。

第一、そんなもん、診断が下ったとして、その先生になおすことができるわけでもなかろうに・・・。

こないだも、療育園に、どっかの大病院の精神科のボスみたいなおばあちゃん先生が来て、各お母さんたちに、子どもの診断名と、どこの病院で診断され、どういう経緯で療育を受けるようになったか興味深げに聞いて行きましたが、当事者の母親であるうちらにとっては診断名だのはどうだっていい話なのだ。

2013年から、DSM5になったから、自閉症スペクトラムに(ASD)に統一されたんでしょ? そんな診断名にいったいなんの意味があるっていうの?

広汎性発達障碍(ASD)のお子さんをお持ちのお母さま方、そういう風に思ったことありませんか?

診断基準とされる
1・社会性
2・コミュニケーション
3・常動性もしくはこだわり
の、1と2のみをみたそうと、1から3まで全てみたそうと、みーーんなひっくるめてASDと呼ばれ、自閉度や知的レベルの高い低いの強度で示されるのだそうですが、

別に、どれもこれも同じカテゴリで考えられるっていうのなら、診断名なんてどうだっていい話で、

その子の得意なことや不得意なこと、嫌いなことや好きなこと、それだけでよいんじゃないの? って思います。

悩んでいるこっちにとってみたら、どうやったら自分の子どもの困り感を解消することができるか、どうやったら、能力を伸ばすことができるか、将来何に適性をもつか、そういうことのほうがよっぽど重要なんですね。

だから、診断名がどうのだのって、頼まれてもないのにわざわざ療育園まで来てこっちが話したい気分でもないのに根掘り葉掘り聞きだそうとする失礼な医者がいたりすると、余計にそんな病院に行きたくないわ! って思ってしまうのです。

落ち着きがなく、動き回って困るんですと言ってみたら、
「多動ですか。6歳になったら薬を処方できるので・・・」
と、想像通りのことをおばあさん先生は言ったのですが、
そんな子どもに芸能人が逮捕されるときに飲んでいるようなコンサータを処方するのってどうかしらって聞いてみたらよかったのかもしれません。

常識的な考えでは、医者にかかれば当然子どもはよくなると思うものなのかもしれませんが、精神科に限って言えばそういうわけでもないわけで、ペアレントレーニングやSSTが受けられるなら通う価値はあるけれども、やっぱり、精神科医って嫌だなって思った場面でした。