親子の絆?

定型発達の子どもでも育てるのは大変なのは同じ!
って、保育士に言われたことがあります。
が、
発達障碍の子どもをお持ちのお母さま方、一緒だと思いますか? 一緒のわけないですよね?

お母さんと子どもと、気持ちのキャッチボールが出来るのが定型で、出来ないのが発達障碍なのです。

うまく、気持ちのやり取りができない子どもを持つ母親に取って、保育士やら何やらに、3歳児神話を持ちだされて、
「子どもが3歳になるまでの間は、お母さんはずっと家にいて、子どものことだけをやってあげてください。子どもと母親との愛着関係をきちんと作ることが子どもにとって以下略・・・」と言われると、真綿で締め上げられているような気がしてきます。

あの・・・そんなことおっしゃいますが、あなた、発達障碍の子どもを一人でも産んで育てたことがあるんですか? え? あるんですか? あなたに発達障碍の子どもと24時間一緒にいる生活を3年も4年もした経験あるんですか? って言いたくなります。

きちんとした愛着関係がうまく結べないのが発達障碍なんですよ? ねらってわざと言ってんの?

発達障碍の子どもを育てていると、周りの支援者の、こういう悪気のない理想論に、母親が追い詰められたりもするものなのです。

きちんとした愛着なんて結べなくたっていいんだよ!
子どもとうまくやりとりできなくたっていいんだよ!
むしろ、うまく行かないことをネタにして楽しんじゃえばいいんじゃない??

って、わたしは思います。

療育園に通う子どもたちは、グレーも居るかもしれませんが、みんな発達障碍です、親をわざと怒らせたり困らせたりして怒られて喜ぶタイプの子どもも、うちのまめこだけではありません。

食事を用意しても、気に入らなければ床に全部投げつけますし、もっと大きい子だと、自分のでなくお母さんのごはんにブドウの粒をデコレーションしてはしをつきたてて遊んでいる子もいるそうです。

怒れば子どもはよくなると思って、叱る育児をしているお母さんもおられるかもしれませんが、やめてくださいね。子どもは怒られているということがもしかしたらわかっていないのかも知れません。(うちのまめこも知的には正常のはずなのに、怒られると喜んで余計いたずらします)相手の感情とか相手の表情とか読み取るのがとても苦手な子どもたちです。

怒りたい気持ちの時は思い切りスルーして、うまくやっているときに思い切り褒めてあげてください。基本はこれだって、教えてもらいましたし、教えてもらってから2年経過する今も、そのやり方で育児しています。まめこが困らすようなことをしてもスルーしていますが、だんだん問題行動は減ってきました。怒らなくても育児はできるのです。