療育ママの気持ち

うちのまめこと同様、もうそろそろ保育園への転園を考えてくださいと言われている男の子のママの話を聞きました。

お子さんは、多動があり、加害行動もあり、動きがとにかく早く、他の子に手が出るので、お母さんも先生も止めることが出来ずに、去年こそ、「うちの子があの男の子のサンドバックにされている! こんな園やめてやる!」と、他のいろんなママから苦情の嵐だったのですが、2年の療育の効果が出て、他害行動もなくなり、順番も待てるようになりました。

そこのお母さんは、他害行動が激しかった頃は、いつもやつれた顔をしていて、お子さんの話をするときはいつも泣いていて、なんだか心配な感じでした。

しかし、今、その頃の心境を語ってくださいます。
「正直、うちの子、殺そうと思ったこともある」
だそうです。

産まれたばかりの下の子をサンドバックにしているのはほんとうにいたたまれなかったと思いますが、園に通っている他の子に手を出しているときも、走ってきて抱きかかえて別のところに連れて行くなり何なり出来ただろうに、お母さんも先生もやらないことが多くて今もなんだか不信感残っています。

でも、追記しておきますが、他害行動って、○○したいっていう欲求の表れで、その欲求があることじたいはむしろ褒めるべきことなんですって。その欲求すらないと、周りの援助者は逆に困ります。

で、他害行動ですが、理由は、たいがい、自分を見て欲しい。注目を浴びたい。かまって欲しい。そんな感じですね。子どもってそうじゃないですか? それを辞めさせるにはそんなことしても、先生もお母さんも喜ばないよって根気よく教えるしかないんでしょうかね。