知的障害じゃなくて難聴だった

北九州市で、福祉事業団を相手取って裁判をしている人がいるようです。

言葉が遅れて、コミュニケーションの障害が出ている。

本当は難聴だったのに、きちんとした診断がされなかったから、

”知的障害+広汎性発達障害”と誤診されて、

支援学校へ行くことになり、

中学校に入るようになってから、その子が、唇の動きを読んでいることに気が付いた担任が「耳が聞こえていないのでは」と言ったのをきっかけに、病院で検査してもらったところ、難聴だったとわかった。

今は、内耳の手術を受けて、つたないながらも、会話ができるようになってきたそうです。

 

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これは、ひどい! ひどすぎる!

言葉の獲得って言うのは、小さいころにできていないと、のちのちに大変って、

発達心理学で習ったんですが(これもひとつの症例っていうオチで終わってほしいです。ヘレンケラーの例もありますから)、

少なくとも、一般的な親御さんは、

まずは、かかりつけの小児科医とか、保健センターが相談窓口になっていて、

そこの先生や保健師の言うとおりにしか動けないんだから、

少なくともかかりつけの小児科医や、保健センターは、

耳の聞こえが原因で言葉が遅れることもある。

なんでもかんでも発達障害ではないということは知識として持っていなくてはならないはずです。

 

わたしの住んでいる地域では、かかりつけ小児科医の待合室に、

言葉が遅れているときに考えられることの一つとして、

耳が聞こえていないかもしれないということを説明した、

先生手書きのポスターが貼ってありました。

 

 

 

 

うーん、ちょっとこれは誤診にもほどがあるんじゃ???

裁判の結果うんぬんじゃなく、

どう責任取るつもりなの? 北九州市

 

しかし

オーディトリー・ニューロパチー

これって、普通の耳鼻科で診断するのは難しいらしいです。